Lightroomプリセットを爆買いした僕が思う危険なプリセットの特徴4選

プリセットを爆買い(数十個以上数えたくない)を購入した僕ですが、この系統のプリセットはちょっと買うのはやめといたほうがいいんじゃない?と思うものもあるので、本当はもっとあるかもしれませんが、4選ほど。

ホワイトバランスが動くプリセットは危険

個人的に一番NGだと考えているのがホワイトバランス(以下WB)が動くプリセットだ。基本的には暖色と寒色を操る数値になるが、正直いただけない。おそらくWB込で色味を制御しようとしているのだろう。

というのも写真をとっている人ならわかると思うが基本的にはWBオートで撮る場合が多い。中には劣悪な環境で撮ることもあり、安定した場所でとれるなら成立するのかもしれないが実際はWBは大きく数値が動いている。そこでWBを動かすプリセットを当て込むと真面目に使える状況にはならん。

あと、カメラメーカーごとのRAWファイルの色味が違うことも配慮はされていないケースが多々ある。WBで色味を制御しようとすると、SONYのRAWをベースに考えられてたプリセットはSONY以外のRAWに当てると破綻することが多い。

厳密にはRAWの色味が違う時点で、他メーカーのRAWならそもそも思っている色味にならないじゃんと思う人は正解だ。ただ、WBを動かすというのは色味を極端に変化させるので、動かさない調整と動かす調整では色味の移動が少なく前者は許容できる範囲で収まる。

絶対NGということもないのが難しいところだが、正直WBを動かして成立しているプリセットは1つぐらいしか知らない。それぐらい再現性を求めると難易度は高い。原則WBを動かすプリセットは個人用で同様のカメラ・レンズを使っていることが前提になると思われる。

マスク機能を使っているプリセットは危険

ある時からLightroomのマスク機能が豊富になり、少ないがマスク機能を使って細部をコントロールするプリセットがある。ただ、写真は1枚1枚状況が違うので、マスクを安定して当て込めることは今のところは不可能。AIがもっと発達したら可能かも。

被写体選択なんて機能もでてきたが、これがプリセットに入っている場合があって流石にないかなと思った。プリセットに入れ込んでも結局マスクを自分で(といってもAIがやるが)再度かけ直す必要がある。めんどくさい上にAIが判定できなければ、再現性はかなり落ちてしまう。

特に実績の無い人のプリセットは危険

かなり偏見になるが、偏見です。有名フォトグラファーや大きなコミュニティで購入するのは問題ないかと思いますが、個人でこそこそ販売しているプリセットの中には、他人のプリセットをあたかも自分で作成したようなプリセットがまん延している。

プリセット業界の闇と勝手に言っているが、数万フォローワーがいてもこの手の輩はいるので、何がオリジナルかわからない。実際鉄板のプリセットがこの世界にはいくつか存在して右見ても左見ても、その方のプリセット使っているなぁというのは、わかってきちゃうもんです。特に僕はバカみたいに買い込んでいるので、この人が配布プレゼントでやっているプリセットあの人のっぽいなぁと思って、もらったあと数値見て、若干改変してるだけのものやーんなんてことがザラにあります。

あくまで数値の羅列なんで、トラブルにはならないでしょうが、君子危うきに近寄らず。

他社メーカーのRAWを無視したプリセットは危険

WBの危険ポイントと重なるが、RAWはメーカーごとに色味が違う(もっといえば、そもそもセンサーとエンジンでも違う)。特にFUJIFILMなんかは顕著で全然色味が違う。プリセットはこの数値分だけRAWファイルから色を動かせいう命令でしかないので、基準になる色が違うと違う色になるケースが大半だ。

危険と言っているが基本的には、無視されていると考えていい。全てのメーカーのRAWを集めて調整しましたなんて言っている人もいるが、同じメーカーでもセンサー・エンジンによって色が異なるので、無意味ではないが途方がない。

であれば、全て危険なのではという考えになるが、正解だ。ただ、WBの件含め大きく色を変化させる場合は許容できない色になるというだけで、フォトグラファーさんによっては、Nikonで当ててみた~とかやってるので、参考にしてみるものいいかもしれない。

大事なことは、プリセットを使って完全な再現を求めるならカメラからレンズまで同じものを使う必要があるという部分で、プリセットはこの危険性を理解して購入するものだ。